Neue Musik

松任谷由実( Matsutoya Yumi ) Neue Musik歌詞
1.守ってあげたい

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

You don't have to worry, worry,
守ってあげたい
あなたを苦しめる全てのことから

初めて 言葉を交わした日の
その瞳を 忘れないで
いいかげんだった 私のこと
包むように 輝いてた

遠い夏 息をころし トンボを採った
もう一度あんな気持で
夢をつかまえてね
So, you don't have to worry, worry,
守ってあげたい
あなたを苦しめる全てのことから
'Cause I love you, 'Cause I love you.

このごろ沈んで 見えるけれど
こっちまで ブルーになる
会えないときにも あなたのこと
胸に抱いて 歩いている

日暮れまで土手にすわり レンゲを編んだ
もう一度 あんな気持で
夢を形にして
So, you don't have to worry, worry
守ってあげたい
他には何ひとつできなくてもいい
'Cause I love you, 'Cause I love you.

So, you don't have to worry worry,
守ってあげたい
あなたを苦しめる全てのことから
'Cause I love you, 守ってあげたい


2.恋人がサンタクロース

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

昔 となりのおしゃれなおねえさんは
クリスマスの日 私に云った
今夜 8時になれば サンタが家にやって来る

ちがうよ それは絵本だけのおはなし
そういう私に ウィンクして
でもね 大人になれば あなたもわかる そのうちに

恋人がサンタクロース
本当はサンタクロース つむじ風追い越して
恋人がサンタクロース
背の高いサンタクロース 雪の街から来た

あれから いくつ冬がめぐり来たでしょう
今も彼女を 思い出すけど
ある日遠い街へとサンタがつれて行ったきり

そうよ 明日になれば 私も きっとわかるはず

恋人がサンタクロース
本当はサンタクロース プレゼントをかかえて
恋人がサンタクロース
寒そうにサンタクロース 雪の街から来る
恋人がサンタクロース
本当はサンタクロース つむじ風追い越して
恋人がサンタクロース
背の高いサンタクロース 私の家に来る

恋人がサンタクロース
本当はサンタクロース プレゼントをかかえて
恋人がサンタクロース
寒そうにサンタクロース 雪の街から来る
恋人がサンタクロース
本当はサンタクロース つむじ風追い越して
恋人がサンタクロース
背の高いサンタクロース 私の家に来る


3.BLIZZARD

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

Blizzard, Oh! Blizzard 包め世界を
尾根も谷間も白く煙らせ

激しく舞い翔ぶ妖精たちが
前をゆくあなたの姿かき消す
ストックにつけた鈴の音だけが
二人をみちびくの 音の無い国

Blizzard, Oh! Blizzard 閉ざせ二人を
流れる距離と時間を消して

ふもとで会おうとスタートきった
かならずはぐれずについてゆけるわ
ふいに見失う心細さが
あなたへの想いをつのらせるから

Blizzard, Oh! Blizzard 急げ心よ
もっとあなたの近くへゆくわ

軽いバウンド ギャップを跳び越え
ゴーグルの雪 結晶に変わる

Blizzard, Oh! Blizzard 包め世界を
尾根も谷間も白く煙らせ

Blizzard, Oh! Blizzard 閉ざせ二人を
流れる距離と時間を消して

Blizzard, Oh! Blizzard 急げ心よ
もっとあなたの近くへゆくわ


4.サーフ天国、スキー天国

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

ゲレンデのカフェテラスで すべるあなたくぎづけ
派手なターンでころんで 煙が舞い立つ

スタイルなんてどうでも あなたらしけりゃ最高
プロの選手もコーチも 出る幕がないよ

自然は雪や太陽つれてレビューを見せに来る
夕映え 樹氷を染めれば
しばらく地球は止まってる

スウィングしてる粉雪 Highな気分にさせるよ
つれてゆこうかこれから スキー天国へ

シャワー・ハウスで着がえて くり出せ熱い波乗り
焼きに来たのとビーチで 寝てるだけじゃだめ

悩みごとはとりあえず 帰ってからの宿題
につまる恋はこのさい 都会に置き去り

自然は波や 雨雲つれてレビューを見せに来る
チューブを透かして見る空
しばらく地球は止まってる

光るしぶきに抱かれて Highな気分になろうよ
つれてゆこうかこれから サーフ天国へ

つれてゆこうかこれから スキー天国へ


5.ダイアモンドダストが消えぬまに

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

はじめまして 碧いラグーン
紅珊瑚のトナカイたち
貿易風に運ばれて来た
二人だけ真夏のクリスマス
愛してるとスノーケルで
ガラス越しにパントマイム
フィンをゆらしてあなたの影が
サファイアの中吸い込まれてく

Diamond Dust 幾千の泡を見送って
時がとまってた海の底
Diamond Dust 幾億の波を見上げたら
なぜか思いきり泣けた

はじめまして ひとりの冬
クリスマスにさあ乾杯
この日のためにあけずにおいた
冷えたボトルが音をたてるわ

Diamond Dust 幾千の泡をしたがえて
二人旅をした海の底
Diamond Dust シャンパンをそっとのぞいたら
帰りたかったの去年へ

エアの切れた hum… ダイバーほど hum…
苦しいのよ今も

Diamond Dust 幾千の泡がきらめいて
昇り続けて消えぬまに
Diamond Dust ほおづえをついて透かしたら
なぜか映ってた あの海 あの空 あの島


6.きみなき世界

作詞:Yumi Matsutoya
作曲:Yumi Matsutoya

きみがいなくなってから 初めての冬が来る
きみなしの きみなしの 途方もない時を
ぼくはもう ぼくはもう 持て余しすぎてる

あのときの言い訳をまだ ぼくは後悔してる
なぜだろう なぜだろう それしかなかったのに
寂しくて 寂しくて 仕方なかった

傷つけて 傷つけられても なおまだ壊
れてはいなかった ぼくたちは
ぼくたちを捨てて来た あのときに

きみがいなくなってから 少し無口になった
きみなしの きみなしの 広すぎる世界で
ぼくはただ ぼくはただ 座る場所探してる

あれから全てが変わったのに
二人の匂いはもうないのに ああ なのに

きみには云えなかった 言葉があるんだ
できるなら できるなら 時が戻るなら
一度だけ 一度だけ きみに云いたかった

きみなしで きみなしで 生きてゆくなんて
どうしても どうしても ぼくにはできない

きみなしの きみなしの 途方もない時を
ぼくはもう ぼくはもう 持て余しすぎてる

きみなしの きみなしの 広すぎる世界で
ぼくはただ ぼくはただ 座る場所探してる

きみなしの きみなしの 途方もない時を
ぼくはもう ぼくはもう 持て余しすぎてる


7.SWEET DREAMS

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

この電話が最後かもしれない
他人事に思える 涙だけ溢れて
もう切るわと何度も云いながら
ひきのばすのは私の方 Wow wow wow wow

Sweet Heart
写真立てにはおどける二人
今日を知らずにキスしてる
Sweet Days
何に負けたの
わからないことがくやしいだけ

あなたの夢 叶うころ横には
どんなひとが微笑む 私ではないのね
明日が何も見えないと云うけど
思うより素敵よあなたは Wow wow wow wow

Sweet Heart
できればひどい捨てぜりふ投げて
嫌われてから消えたいの
Sweet Dreams
私といると廻り道だから
かまわないで

Sweet Heart
写真立てにはおどける二人
今日を知らずにキスしてる
Sweet Days
何に負けたの
わからないことがくやしいだけ


8.ノーサイド

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

彼は目を閉じて 枯れた芝生の匂い 深く吸った
長いリーグ戦 しめくくるキックは ゴールをそれた

肩を落として 土をはらった
ゆるやかな 冬の日の黄昏に

彼はもう二度と かぐことのない風 深く吸った

※何をゴールに決めて
何を犠牲にしたの 誰も知らず
歓声よりも長く
興奮よりも速く 走ろうとしていた あなたを
少しでもわかりたいから※

人々がみんな立ち去っても私 ここにいるわ

同じゼッケン 誰かがつけて
また次のシーズンを かけてゆく

人々がみんなあなたを忘れても ここにいるわ

(※くり返し)

人々がみんな立ち去っても私 ここにいるわ


9.時をかける少女

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

あなた 私のもとから
突然消えたりしないでね
二度とは会えない場所へ
ひとりで行かないと誓って
私は 私は さまよい人になる
時をかける少女 愛は輝く舟
過去も未来も星座も越えるから
抱きとめて

ゆうべの夢は金色
幼い頃に遊んだ庭
たたずむあなたのそばへ
走ってゆこうとするけれど
もつれて もつれて
涙 枕を濡らすの
時をかける少女
空は宇宙の海よ
褪(あ)せた写真のあなたのかたわらに
飛んで行く
時をかける少女 愛は輝く舟
過去も 未来も 星座も越えるから
抱きとめて


10.ダンデライオン ~遅咲きのたんぽぽ~

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

夕焼けに小さくなる くせのある歩き方
ずっと手をふり 続けていたいひと

風に乗り飛んで来た はかない種のような
愛はやがて来る 冬を越えてゆく

きみはダンデライオン
傷ついた日々は 彼に出逢うための
そうよ 運命が用意してくれた
大切なレッスン
今 素敵なレディになる

つみとってささげたら ひとに笑われそうな
私にできる全てをうけとって

ふるさとの両親が よこす手紙のような
ぎこちないぬくもりほど泣きたくなる

きみはダンデライオン
本当の孤独を 今まで知らないの
とても幸せな淋しさを抱いて
これから歩けない
私はもう あなたなしで

とても幸せな 淋しさを抱いて
これから歩けない
私はもう あなたなしで


11.Valentine's RADIO

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

見えない気持ちが 見えない空を飛び
あなたに届くの On the RADIO
寝静まる街を 遥かに見下ろし
ジグザグの雲間を
星屑みたいに 散らばってるチューナー
あなたのは どれかすぐわかる
夜風にまたがり ガラスをたたくわ
サテンのガウンで 誘い出すよランデヴー
仲直りした あの日のように
(あの日のように)
うでで目覚めた 夜明けのように
(夜明けのように)
もう一度やさしく 素直になりたいの
あなたに伝える On the RADIO

エレキの天使が ウェイヴの森を越え
あなたに唄うの リクエスト
私はあなたの 唯一の彼女と
名前を匿せずに
言ってもいいでしょ 曲紹介にのせて
ここでは毎日 バレンタインズデイ
世界で一番 心配している
私はいつでも あなたのそばにいるの
疲れた日々は お休みなさい
(お休みなさい)
私のもとに おかえりなさい
(おかえりなさい)
もう一度いちから 一緒にやりたいの
あなたに捧げるハート
仲直りした あの日のように
(あの日のように)
うでで目覚めた 夜明けのように
(夜明けのように)
もう一度やさしく 素直になりたいの
あなたに伝える On the RADIO


12.青春のリグレット

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

笑って話せるね
そのうちにって握手した
彼のシャツの色がまぎれた人混み
バスは煙り残し
小さく咳きこんだら
目の前が滲んだ黄昏

あなたが本気で見た夢を
はぐらかしたのが苦しいの
私を許さないで 憎んでも覚えてて
今では痛みだけが真心のシルエット

ほんの三月(みつき)前は
指からめた交差点
今も横を歩く気がする

夏のバカンスを胸に秘め
普通に結婚してゆくの
私を許さないで 憎んでも覚えてて
今でもあなただけが 青春のリグレット

私を許さないで 憎んでも覚えてて
今では痛みだけが真心のシルエット

笑って話せるの
それはなんて哀しい
だってせいいっぱい愛した あなたを愛した


13.Hello, my friend

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

Hello, my friend 君に恋した夏があったね
みじかくて 気まぐれな夏だった
Destiny 君はとっくに知っていたよね
戻れない安らぎもあることを Ah.....

悲しくて 悲しくて 帰り道探した
もう二度と会えなくても 友達と呼ばせて

Hello, my friend 今年もたたみだしたストアー
台風がゆく頃は涼しくなる
Yesterday 君に恋した夏の痛みを
抱きしめるこの季節走るたび Ah.....

淋しくて 淋しくて 君のこと想うよ
離れても 胸の奥の 友達でいさせて

僕が生き急ぐときには そっとたしなめておくれよ

悲しくて 悲しくて 君の名を呼んでも
めぐり来ぬ あの夏の日 君を失くしてから

淋しくて 淋しくて 君のことを想うよ
離れても 胸の奥の 友達でいさせて

悲しくて 悲しくて 君のこと想うよ
もう二度と会えなくても 友達と呼ばせて


14.DESTINY

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

ホコリだらけの車に指で書いた
True love, my true love
本当に愛していたんだと
あなたは気にもとめずに走りだした
True love, my true love
誰かが待ってたから

冷たくされて いつかは
みかえすつもりだった
それからどんな人にも
心をゆるせず

今日わかった また会う日が
生きがいの 悲しいDestiny

緑のクウペが停まる 雲を映し
Sure love, my true love
昔より遊んでるみたい
みがいた窓をおろして口笛ふく
Sure love, my true love
傷あとも知らないで

冷たくされて いつかは
みかえすつもりだった
それからどこへ行くにも
着かざってたのに

どうしてなの 今日にかぎって
安いサンダルをはいてた
(今日わかった)空しいこと
むすばれぬ 悲しいDestiny


15.埠頭を渡る風

作詞:YUMI MATSUTOYA
作曲:YUMI MATSUTOYA

青いとばりが 道の果てに続いてる
悲しい夜は 私をとなりに乗せて
街の灯りは遠くなびく ほうき星
何もいわずに 私のそばにいて

埠頭を渡る風を見たのは
いつか二人が ただの友達だった日ね
今のあなたは ひとり傷つき
忘れた景色探しに ここへ来たの
もうそれ以上
もうそれ以上
やさしくなんて しなくていいのよ
いつでも強がる姿 うそになる

セメント積んだ 倉庫のかげで
ひざをかかえる あなたは急に幼い
だから短い キスをあげるよ
それは失くした 写真にするみたいに
もうそれ以上
もうそれ以上
やさしくなんて しなくていいのよ
いつでも強がる姿 好きだから

白いと息が 闇の中へ消えてゆく
こごえる夜は 私をとなりに乗せて
ゆるいカーブで あなたへたおれてみたら
何もきかずに 横顔で笑って

青いとばりが 道の果てに続いてる
悲しい夜は 私をとなりに乗せて
街の灯りは遠くなびく ほうき星
何もいわずに 私のそばにいて


16.リフレインが叫んでる

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

どうして どうして僕たちは
出逢ってしまったのだろう
こわれるほど抱きしめた

最後の春に見た夕陽は
うろこ雲照らしながら
ボンネットに消えてった

ひき返してみるわ ひとつ前のカーブまで
いつか海に降りた
あの駐車場にあなたがいたようで

どうして どうして私達
離れてしまったのだろう
あんなに愛してたのに

岬の灯 冴えはじめる
同じ場所に立つけれど
潮風 肩を抱くだけ

すりきれたカセットを久しぶりにかけてみる
昔気づかなかった
リフレインが悲しげに叫んでる

どうして どうしてできるだけ
やさしくしなかったのだろう
二度と会えなくなるなら

人は忘れられぬ景色を
いくどかさまよううちに
後悔しなくなれるの

夕映えをあきらめて
走る時刻

どうして どうして僕たちは
出逢ってしまったのだろう
こわれるほど抱きしめた
どうして どうして私達
離れてしまったのだろう
あんなに愛してたのに
どうして どうしてできるだけ
やさしくしなかったのだろう
二度と会えなくなるなら


17.最後の嘘

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

朝陽が差し込むアパートに
暮らしだしたのは いつの日か
はずしたフレームの跡の壁の白さ
想い出が遠いこと教えてる

上手に後悔するために
二人はひたすら黙り込む
ゆうべ散らかしたテーブルはそのままに
愛だけが流れ去り 今日は続く

Tell a lie 最後だけ本当の嘘をついてよ
きみが嫌いになったって

失くした言葉はかけないで
弱気なあなたにならないで
同じ気持ちじゃないのを知っていても
となりで眠っていた 私のため

Tell a lie 一度だけ心から嘘をついてよ
すぐに忘れてしまうって

Tell a lie 最後だけ本当の嘘をついてよ
きみが嫌いになったって

Tell a lie 一度だけ心から嘘をついてよ
すぐに忘れてしまうって


18.真珠のピアス

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

Broken heart 最後の夜明け
彼のベッドの下に片方捨てた
Ah…真珠のピアス

肩にアゴをのせて耳元でささやくわ
私はずっと変わらない
背中にまわす指の力とはうらはらな
あなたの表情が見たい

もうすぐかわいいあの女(ひと)と
引越しするとき気づくでしょう

Broken heart 最後のジェラシー
そっとベッドの下に片方捨てた
Ah…真珠のピアス

古ぼけた広告でヒコーキを折ってみる
高台の部屋の案内
いつか住もうと云って微笑んだあの夢へ
せめてヒラリと飛んでゆけ

どこかで半分失くしたら
役には立たないものがある

Broken heart それはあのとき
蒼い心の海にひとつぶ投げた
Ah…真珠のピアス

Broken heart 最後の夜明け
Broken haert 最後のジェラシー

Broken heart 最後の夜明け
Broken haert 最後のジェラシー


19.DANG DANG

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

あなたにふさわしいのは私じゃないって
電話を切ったあとに思い切り泣いたあの日

だんだんとスピードをあげて走っていた
朝焼けの海辺を
DANG DANGとDANG DANG D-DANGと弾丸をぶち込んで
疲れたハートに

彼女は知らないなら友達になるわ
それしかあなたに会うチャンスはないもの今は

だんだんと哀しみよ高く押し寄せて
土用波のように
DANG DANGとDANG DANG D-DANGと派手に砕け散って
きのうをさらって

せまいこの街で顔を合わせ
交す微笑みに胸を痛め
ああ少しずつ ああ少しずつ
何にも感じなくなってゆくのね

だんだんと哀しみよ高く押し寄せて
土用波のように
DANG DANGとDANG DANG D-DANGと派手に砕け散って
きのうをさらって
DANG DANGとDANG DANG D-DANGと弾丸をぶち込んで
疲れたハートに


20.青いエアメール


21.VOYAGER ~日付のない墓標~

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

傷ついた友達さえ
置き去りにできるソルジャー
あなたの苦しさを私だけに
つたえていってほしい

忘れない 自分のためだけに
生きられなかった淋しいひと

※私があなたと知り合えたことを
私があなたを愛してたことを
死ぬまで死ぬまで誇りにしたいから※

冷たい夢に乗り込んで
宇宙(あおぞら)に消えるヴォイジャー
いつでも人々を変えるものに
人々は気づかない

行く先はどれくらい遠いの
もう二度と戻れないの

(※くり返し×3)


22.春よ、来い

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

淡き光立つ 俄雨
いとし面影の沈丁花
溢るる涙の蕾から
ひとつ ひとつ香り始める

それは それは 空を越えて
やがて やがて 迎えに来る

春よ 遠き春よ 瞼閉じればそこに
愛をくれし君の なつかしき声がする

君に預けし 我が心は
今でも返事を待っています
どれほど月日が流れても
ずっと ずっと待っています

それは それは 明日を越えて
いつか いつか きっと届く

春よ まだ見ぬ春 迷い立ち止まるとき
夢をくれし君の 眼差しが肩を抱く

夢よ 浅き夢よ 私はここにいます
君を想いながら ひとり歩いています
流るる雨のごとく 流るる花のごとく

春よ 遠き春よ 瞼閉じればそこに
愛をくれし君の なつかしき声がする

春よ まだ見ぬ春 迷い立ち止まるとき
夢をくれし君の 眼差しが肩を抱く


23.ANNIVERSARY ~無限にCALLING YOU~

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

なぜこんなこと 気づかないでいたの
探し続けた愛がここにあるの

木漏れ日がライスシャワーのように
手をつなぐ二人の上に降り注いでる

あなたを信じてる 瞳を見上げてる
ひとり残されても あなたを思ってる

今はわかるの 苦い日々の意味も
ひたむきならばやさしいきのうになる

いつの日か かけがえのないあなたの
同じだけ かけがえのない私になるの

明日を信じてる あなたと歩いてる
ありふれた朝でも 私には記念日

今朝の光は無限に届く気がする
いつかは会えなくなると
知っていても

あなたを信じてる あなたを愛してる
心が透き通る 今日の日が記念日

明日を信じてる あなたがそばにいる
ありふれた朝でも 私には記念日

あなたを信じてる 瞳を見上げてる
ひとり残されても あなたを思ってる

青春を渡って あなたとここにいる
遠い列車に乗る 今日の日が記念日


24.輪舞曲(ロンド)

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

キャンドルに灯をともしましょう 思い出みんな照らすように
あなたのくれた微笑みで 泣きだしそうに見えるでしょう
おどけてほほを寄せれば 背中に置かれた手のひら
あなたの知らぬ傷跡も 雪解けに咲くクロッカス

※さあ ヴェールあげて 初めての瞳で
誓いのキスに 高くはばたかせて
さあ ページあけて 名前綴ったなら
愛の証しは フォルクローレになる※

奏でて消えないメロディー 思い出かき消すくらいに
誰ともできなかったほど 幸せそうに踊りましょう
私を愛したことを 後悔はしていないかしら
あなたと紡ぐ年月が たったひとつのタピストリィ

あなたに抱かれ まわるまわる輪舞曲(ロンド)
涙も夢も めくるめく フィエスタ
もう神様しか 二人を離せない
語り継がれる フォルクローレになる

歓びとは 溶けて落ちる 哀しみの上にゆれる炎 Ah

(※くり返し)

△あなたに抱かれ まわるまわる輪舞曲(ロンド)
涙も夢も めくるめく フィエスタ
もう神様しか 二人を離せない
語り継がれる フォルクローレになる△

(※くり返し)
(△くり返し)


25.DOWNTOWN BOY


26.シンデレラ・エクスプレス

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

ガラスに浮かんだ街の灯に
溶けてついてゆきたい
ため息ついてドアが閉まる
何も云わなくていい 力を下さい
距離に負けぬよう

※シンデレラ 今 魔法が
消えるように列車出てくけど
ガラスの靴 片方 彼が持っているの※

あなたの街を濡らす雨は
もうじきここまで来る
私は傘をささず帰る
笑顔だけ抱きしめて
出逢えたことをとても感謝して

(※くり返し)

意地悪なこのテストを
私はきっとパスしてみせる
同じ時間生きるの
どんな遠くなっても


27.カンナ8号線

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

チェックのシャツが風にふくらむ
うしろ姿を
波をバックに焼きつけたかった
まぶたの奥に
それははかない日光写真
せつないかげろう
胸のアルバム閉じる日が来るの
こわかったずっと

雲の影があなたを横切り…

※想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれども
あのころの二人はもうどこにもいない※

カンナの花が燃えてゆれてた
中央分離帯
どこへ行こうか待ちどおしかった
日よう日
いつかさそって昔のように
笑いころげたい
うらまないのもかわいくないでしょう
だから気にせずに

ドアを開けて波をきこうよ…

(※くり返し)

想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれども
あのころの二人はもうどこにもいない
想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれども
あのころの二人はもうどこにもいない
想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれども
あのころの二人はもうどこにもいない


28.真夏の夜の夢

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

骨まで溶けるような
テキーラみたいなキスをして
夜空もむせかえる
激しいダンスを踊りましょう

私 遠い夢は待てなかった

最後は もっと私を見て
燃えつくすように
さよなら ずっと忘れないわ
今夜の二人のこと

花火は舞い上がり
スコールみたいに降りそそぐ
きらきら思い出が
いつしか終って消えるまで

あなたの影 私だけのものよ

最後は もっと抱いて抱いて
息もできぬほど
さよなら ずっとアモーレ・アモーレ
この世であなたひとり

踊るライト まわるダンスフロア

カリビアン・ナイト もっと私を見て
燃えつくすように
さよなら ずっと忘れないわ
今夜の二人のこと

最後は もっと抱いて抱いて
息もできぬほど
さよなら ずっとアモーレ・アモーレ
この世であなたひとり

カリビアン・ナイト ああふけてゆくわ
もり上がるリズム
さよなら ずっと忘れないわ
今夜の二人のこと


29.groove in retro

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

Oh yeah
ジェット機に乗って
パープルの雲の上へ
Oh yeah
乱気流ぬけて
肘掛けの指をはずし

冷えたワインの縁の唇の跡に
恋をしてる

Oh yeah
レトロなグルーヴ
あなたの寝息と Flyin' High
Oh yeah
帰らない日々も
行く先も忘れずっと

世界は回り続け愛のカプセルは
浮かんだまま

半日程の時差を吸い込むトンネル
つかまえてる

Oh yeah
レトロなグルーヴ
かりそめの嘆きFlyin' High
Oh yeah
ジェット機に乗って
行く先も忘れずっと
Oh yeah Oh yeah Oh yeah


30.愛は...I can't wait for you, anymore

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

やるせない風が吹いてる地下鉄出口
コーヒーにネオン落として暮れてゆく街

約束つぶれてブルーになってる
弱気なマインドがあなたをあなたを追いかけてる

Where is love? 好きでも
I can't wait for you, anymore

長すぎた春がもうすぐ終ろうとしてる
友達にだって今なら戻れるみたい

自由と孤独はセットになってる
不安なイメージがきのうへきのうへ縛りつける

Where is love? このまま
I can't wait for you, anymore

愛は羽根を持ってる
愛は嘘をつかせる
愛はありふれた顔をしてる

Woo
Where is love? 好きでも
I can't wait for you, anymore
Woo
Where is love? さよなら
I can't wait for you, anymore


31.卒業写真

作詞:荒井由実
作曲:荒井由実

悲しいことがあると 開く皮の表紙
卒業写真のあの人は やさしい目をしてる

町でみかけたとき 何も言えなかった
卒業写真の面影が そのままだったから

人ごみに流されて 変わってゆく私を
あなたはときどき 遠くでしかって

話しかけるように ゆれる柳の下を
通った道さえ今はもう 電車から見るだけ

あの頃の生き方を あなたは忘れないで
あなたは私の 青春そのもの

人ごみに流されて 変わってゆく私を
あなたはときどき 遠くでしかって
あなたは私の 青春そのもの